知財・個人情報・IT
知財争訟(著作権・特許権・商標権・不正競争防止法等に関する争訟)
商標法
企業による商標戦略 商標的使用に関する裁判例①
商標権について、商標的使用(出所を表示する態様での使用)が争点となった裁判例を紹介します。
果物の巨峰が内容物であることを示すために、段ボールに巨峰と表示したところ、段ボール等の登録商標としての「巨峰」の権利者から商標権の侵害を主張された事案です。
これに対し裁判所は、段ボールの見易い位置に大きく表示することは、中身のぶどうの商品名を表示しているといえるので、商標的使用には該当しない、と判断しました。