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建築基準法

建築基準法の解釈運用

屋根瓦の施工に関する建築基準法改正の概要

 2001年に発行された瓦屋根標準設計施工ガイドラインが2021年に改訂されました。
 令和2年12月に「屋根ふき材、外装材及び屋外に面する帳壁の構造方法を定める件【昭和46年1月29日建設省告示第109号】」が改正され、旧ガイドラインに準拠した方法が耐震性及び耐風性が確保された屋根瓦の緊結方法として位置づけられました。
 この改正建築基準法は、2022年1月1日に施行されます。
 「すべての瓦」を留め付けることが告示で求められているので、内陸地域の「2枚に1枚留め付け工法」は標準工法から除外される事になり、法的には、告示違反の施工となります。
 この告示違反の施工とは、法令違反の瑕疵(新民法では契約不適合)となるため、請負契約の注文者からガイドライン違反を指摘されれば、補修工事を行わなければならないこととなります。