不動産取引
近隣関係紛争・境界関係紛争
近隣関係紛争
通行権・接道の問題 位置指定道路と車両の通行
位置指定道路については、囲繞地通行権と同様に、車両の通行が認められるのかという問題があります。
裁判例では、位置指定道路は私道ではあるが、一般公衆の通行を許容する性質を有しているため、公衆の通行を全面的に禁止するものではないとしつつ、所有者は道路の保全と関係権利者の居住の安寧のために道路の利用を自治的に定めることができ、公衆も従うべきである、といった内容が示されています。
原則通行はできるものの、制限できる可能性も示されており、使用状況等をふまえて判断していくことになります。