住宅・建築
工事請負契約

請負代金

根拠のない概算金額はクレームの原因になります

 原価高騰に対して、契約書の文言だけではリスクヘッジを果たすことは難しいと考えています。日常の業務の見直しを行うことで、対策をしていただきたいところです。
 以前当事務所で作成した請負契約約款では、ビジネスモデルとして、営業設計、請負契約の締結、確定設計図書の作成、という流れを想定していました。しかし、原価高騰リスクは請負契約時から着工までに時間が空くことで発生し、概算金額から値上げが続くとお客様に不信感を抱かれる原因となりますので、現状では請負契約締結前に実施設計まで行った方がリスクを減らせると考えています。
 お客様からのクレームやトラブルを防止するために、坪単価の見直しや下請業者に見積もりを出してもらうなどの対応をしていただきたいと思います。