住宅・建築
工事請負契約
請負代金
元請業者からの代金回収 判例の事案解説
注文者、元請、下請の関係については、平成5年の最高裁判決が非常に重要ですので確認していきましょう。
元請業者が工事を一括して下請業者に出し、途中で倒産した事案です。
注文者と元請業者の間では、出来形部分の所有権が注文者にある旨の約定があり、一部代金の支払いもありましたが、元請業者と下請業者の間には約定はなく、一切支払いがない状態でした。そのため、下請業者が注文者に建物明け渡し請求等を行ったという内容です。