建設業法第２２条1項により、一括下請が禁止されています。一方で、中大規模木造建築物の設計入札要件には、設計実績などが記述されています。
　そのため、設計要件を充たすが、木造を設計したことがない設計事務所が受注し、木造建築に長けた事務所に一括下請し、建設業法第２２条1項に違反する可能性があります。
　建設業法は、行政処分の可能性もあるため、できる限りリスクは避けるべきです。一方で、経験がない以上、経験がある事務所に頼む必要性もあるため、一括下請負に該当しないように法律知識を持ち対応することが重要です。